スクラバーは排出ガスから粉じんや、不要な物資を除去する装置ですが、排出ガスに処理を行う事で、有用なガスとして使う事ができます。
大型ボイラーの排出ガスには酸素はほとんど含まれていません。一方、水と少量の二酸化炭素と一酸化炭素が、大部分を占める窒素と共に排出されます。ここで水を除去し、二酸化炭素と、一酸化炭素をアルカリ剤に吸着させることでほとんど窒素のガスを得ることができます。
純粋の窒素ガスではありませんが、化学工場で酸素を嫌う反応などに窒素の代わりとして使用されます。原料費はタダのようなものです。スクラバーを利用することで、このような処理方法も可能です。
スクラバーの導入例などもメーカーサイトに掲載されていますのでチェックしてみてはいかがでしょうか。
スクラバーは工場などに配置されている装置で、排気に含まれているチリや有害物質などを取り除くことができます。洗浄塔と呼ばれている縦に長い筒状の装置で、内部で酸性かアルカリ性の洗浄液を噴射することで有害物質を除去したり、中和できる温式という仕組みと、活性炭などの吸着剤になるものや高性能フィルターを通過させることで、排気に含まれている有害物質をなくすことができる乾式という方法があります。
どちらの仕組みを採用してもしっかりとメンテナンスが必要で、管理状態が悪いと大気汚染問題などに発展する可能性があります。
高性能のスクラバーは多くの企業から注目されており、複数の製品を見ることで理解できます。最近では、企業内に設置されているスクラバーの使い勝手を紹介しているカタログやパンフレットがありますので、たくさんの情報を手に入れる事ができます。
修理方法などもきちんと理解しなくてはいけない商品なので、人気商品や価格相場などをチェックすることが重要です。導入をする場合には、どのような物質を除去したいのか、どれくらいの設置面積を確保することができるのかなどによっても、装置の形や大きさが変わってくるので注意が必要です。
海外に小会社があるような企業では日本製のスクラバーを輸入したいという時もあるかもしれません。そういった時に輸入する側ではなにか特別な書類などが必要なのでしょうか?まず海外で輸入するためにはインボイスとB/Lと呼ばれる書類が絶対に必要です。
最近では機械などの通関に関してはどこの国も厳しくなってきているのでできれば梱包する前の写真や機械自体の写真、またはカタログなどがあるといいでしょう。また通関する人は一体どういったことに使用するもので、材質はどういったものでという詳細を知っておく必要があります。通関士から聞かれることがあるためです。
もしスクラバーを最初から海外に出すつもりで購入するのであれば発注する時点で、「該非判定書」と呼ばれる書類も一緒に納入してもらうようにするといいでしょう。こちらはこの機械が海外に出しても武器などに使用されるものではありませんよということを証明するための書類です。
発行するのに費用がかかることもありますし、こちらからフォーマットさえだしてあげれば無料で作成してくれる所もあります。輸出する際には必ず必要になってきますので、商品と一緒に納入してもらうのが一番スムーズかなと思います。また発行するのに1週間くらいかかりますので、納期には余裕を持ってお願いしましょう。
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